メニュー
|
話題豊富な吉崎先生
8日、成田市文化財保護協会主催の「春の歴史講演会」が成田市役所で開催されました。講師は東邦大学名誉教授の吉崎誠先生、演題は『成田市の花(あじさい)について』で、約2時間におよぶ講演、そして多くの質問がなされました。
現在植えられている球状のアジサイは、そのほとんどが西洋アジサイで、日本原産のガクアジサイ(Hydrangea macrophylla)の正常花の部分を改良し、花びらに見えるガクに変化させたものなのだそうです。紹介されたアジサイの品種には、ブルーダイヤモンド、ミセス・クミコ、スミダノハナビ等、たくさんの魅力的な命名がされていました。
「花は何のために咲くのか」を話の基本に、西洋アジサイは種が作れないこと、アジサイの分類は花なのか木なのか、花の色に感動して鉢植えのアジサイを庭に植えても同じ色の花はまず咲かないこと、毒性があるのになぜか料理のツマに添えられること、さらに近隣のアジサイ鑑賞の穴場まで…、たくさんの知り得情報が語られました。花の色としては珍しい青色に惹かれてアジサイを持ち帰り、『日本植物誌』を著したドイツ人博物学者シーボルトが、その青い色のアジサイをドイツでは咲かせられなかったという逸話からは「日本の花と日本風土の結びつき」が強く感じられました。
聴講した吾妻の市川眞弓さんは、「市の花『アジサイ』をくわしく理解できてうれしいです。花後はすべての花が裏返しになり、反転した花のガク片はしだいに紫色やピンクから緑色に変わることなど、これから一層アジサイを見る目が変わってきそうです。それにしても今日の講師の先生のように、専門性の高い人には人間的に魅力のある人が多いですね」と講演の感想を語ってくれました。
|
|