メニュー

04

7月

2010

紙ひこうき

 どんな剛球にも果敢に挑み、黒豹のように白球に食らいつく。そんな高校野球夏の大会がまもなく幕を開ける。毎年、夏の大会は、甲子園を意識した数々のドラマが生まれる

 

 負けたら終わりという非情なトーナメント戦で、必死にバットを振り、全力疾走する。勝てば肩を抱き合って喜び、負ければしゃがみこんで号泣する。その懸命な姿に観客も一体となる

 

 さわやかな高校生らしさが実にいい。貴重な青春を何千本のノック、何百回もの素振りに費やす。その青春の重さと裏腹に、明らかなミスジャッジにも黙って帽子を取り潔く審判に挨拶する。バント場面での絶大な監督との信頼関係

 

 今夏も感動を呼ぶ素敵なマナーが、そしてドラマが話題になるだろう。体力の消耗を度外視したベンチとグラウンド間のダッシュ!この姿こそ、「自分が求めていた生き方だ」と頷く高校野球ファンがグラウンドを見守る。