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【決勝】(25日千葉マリン)
東海大望洋
000000000-0
00000100×-1
成 田
(成)中川―近藤
成田高校が20年ぶりの夏の甲子園出場を決めました!! 25日に千葉マリンスタジアムで行われた「第92回全国高校野球選手権千葉大会」決勝戦で、東海大望洋高校を1―0で下し、見事、戦国千葉174校の頂点に立ちました。
0―0のまま迎えた6回裏、先頭打者9番中川諒が内野安打で出塁。1番大木涼太が送りバントを成功させ、2番岡美地矢が1・2塁間を抜くヒットを放つと、3番キャプテン金子裕大のライトへのタイムリーで待望の1点を先取しました。
投げては「唐川二世」の呼び声高い中川諒投手が7回までノーヒット、1安打完封11奪三振の素晴らしいピッチングを見せ、1点を守りきりました。
成田高校は8月7日に阪神甲子園球場で開幕する全国大会に出場します。
★尾島監督20年分の思い
「決勝前、中川には『1球1球、魂を込めて投げてこい』と言いました。メンバーに入れなかった3年生のためにもどうしても勝ちたかった。優勝の瞬間、勝てなかった20年の間、支えてくれた関係者やOBのことをまず思いました。
今年の春、浦安高校に負けてからチームが変わった。選手の意識が変わり、新しい戦力が台頭してきた。冬場にやってきたことが6月になって出てきた。
唐川の時のチームと今のチームに違いはない。たまたま勝てたのは20年間の積み重ねです。恥ずかしながら実は選手たちには最初から目標は13連勝と言っています。全国制覇目指します」
★中川諒投手
スタミナと不動心で快投
先輩・唐川侑己投手にあこがれて成田高校に入学。「ゆったりと足を上げるのがカッコよくて、まねしようと思った」と研究しただけあってそのテンポはそっくり。尾島監督に「腕が振れる(自分の)位置を探せ」と言われ、今のフォームが出来上がりました。その大先輩も成し得なかった夏の甲子園出場に「唐川さんを超えました」とニッコリ。そしてこれからもフォームの『美』は追求したいと話すところも高校時代の唐川投手と同じでした。
準決勝・決勝連投の肩の疲労度を聞くと「全然疲れてません!スタミナには自信がありますから。もし明日があっても投げられます」。冬場に通常のボールより100g重いボールを投げ込んだ成果だといいます。「ピンチの場面での気持ちの持ち方は?」の質問にも「ピンチでも動じませんから」と頼もしい答えが返ってきました。
父・雅晃さん、母・八重子さん、祖父・孝徳さんは「夢のよう。まさか優勝するとは…。本当によく頑張った」。幼少期は「おとなしくて優しくのんびりした子供」だったという中川投手。とてもピンチにも動じないお子さんではなかったと言います。「成田高校に入ってから、まさに『不動心』で動じなくなったんではないでしょうか」
「もともと身体は強かった。ケガもしたことがなかった」中川投手ですが、昨年9月、左すね疲労骨折に見舞われました。自分の投球ができなくなるのではという不安の中、「プールで足の間にビート板をはさんで上半身だけで泳いだり、ジムに通ったりとできることをやって鍛えていた」とお父さんがエピソードを話してくれました。
★金子裕大主将
主将の仕事はチームの勝利
「2年半、やってきたことが出し切れました。決勝打は正直、よく覚えていません。身体が反応して気づいたら1塁にいました」
★成田西中コンビ
〈近藤智椰選手〉
「一番低い所から頂点に上りつめたことが嬉しい。追い込まれた練習をしてきたので、ピンチでも動じなかった。中川はすごいピッチャーなので絶対的な信頼がある。捕手としてはしっかりまとめられた。打撃の方は2年生に助けてもらった。甲子園でも3失点以内、攻撃は4点を目標に頑張りたい」
〈大木涼太選手〉
「本当はレフトだけど2試合目からはセカンド。1つだけエラーしたけど守れた。甲子園でも出来ればと思います。今まで応援してくれた皆さんにありがとうと言いたい。(西中時代の監督)本多先生にも報告します」
★成田シニア出身
2年生4人組も大暴れ
2番・加藤拓也(遠山中)、3番・高橋究、4番・勝田優斗、5番・木村祐司。成田シニア時代の打順です。成田高校でも5番・高橋、6番・木村、7番・勝田、8番・加藤(千葉経済大附属戦)と並びます。シニア時代に負けた選手が習志野、千葉黎明に。今大会で雪辱を果たしました。「成田シニアは良い選手がそろっていたから、お山の大将にならずに、切磋琢磨できたのでは」と保護者。今大会2本塁打を放った勝田選手は試合直後、「秋、弱かったチームから頂点に立った。まだ何がなんだか…」と実感が沸かない様子ながら「決勝では打てずに貢献できなかったから、本塁打も意味がない」と言い切る気持ちの強さを見せました。 (2面にも関連記事)
成田高校栄光への道
【2回戦】(14日習志野秋津)
富里 0000000-0成田 212110×-7
(7回規定によりコールド)
(成)斎藤―近藤
【3回戦】(17日袖ヶ浦市営)
成 田
010000000-1
000000000-0
千葉黎明
(成)中川―近藤
昨夏、6点差を最終回でひっくり返され苦杯を喫したAシード千葉黎明との対戦。中川が14奪三振で完封し見事リベンジを果たした。
【4回戦】(19日千葉マリン)
京 葉 00000 -0成 田 54001X -10
(成)中川―近藤
(5回規定によりコールド)
【5回戦】(21日千葉マリン)
桜 林
000001001-2
00001120×-4
成 田
(成)斎藤、中川―近藤
【準々決勝】
(22日県総合SC)
成 田
010310200-7
100001100-3
千葉経大付
(成)中川―金子
1回に先制を許すも2回、木村の本塁打ですぐさま同点。4回には高橋、木村、中川の適時打で一挙3得点を重ねた。7回には勝田の2ランで突き放した。中川も4回、5回の満塁を丁寧な投球で切り抜けた。
【準決勝】(24日千葉マリン)
習志野
000100200-3
00020200X-4
成 田
(成)中川―近藤
先制された4回、木村の適時三塁打ですぐさま逆転、さらに6回に勝田が2点本塁打を放ち、点差を広げた。7回に2点を返されたが逃げ切った。
千葉ロッテ唐川侑己選手からのお祝いコメント
エースの中川君はつねに堂々とした投球をしていたように思います。危なげない投球で本当に素晴らしい投手という印象を受けました。唐川二世とマスコミの方が呼んでくれているみたいですが、自分は夏ベスト16止まり。間違いなく彼の方が素晴らしい投手です。チームとしてもノーシードから勝ち上がっての甲子園出場。チームとして一人一人が自分たちの力を出しての勝利だと思います。自分はきょうスタンドから試合を観戦させていただいたのですが、すごい刺激を受けました。今は右手中指の骨折が癒え、リハビリも最終段階。29日に地元・成田で行われるイースタンリーグ・日本ハム戦での復帰登板に向けて頑張っています。後輩たちに負けないよう、自分も一日でも早く一軍復帰をしたいと思います。甲子園での活躍は残念ながらスタンド観戦は出来ませんが、テレビで可能な限り応援したいと思いますので、1球1球、ワンプレーを大切にしながら精一杯頑張ってください。
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