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03

9月

2010

ぴーぷる 走り高跳びで全国優勝した 大竹彩音さん(15)

 8月に鳥取で行われた「全日本中学校陸上競技選手権大会」の走り高跳びの部で1m72を跳び、見事優勝を果たした成田市立大栄中学校3年の大竹彩音さん。身長164㎝、スラッと伸びた長い手足が印象的だ。
 決勝時のコンディションは決してよくなかったという。ライバル8人が1m60を1本目で跳ぶ中、「気持ちがダウンして」落とした。「まずい!」しかしここからが大竹さんだ。「今日は調子がいい」と自分に言い聞かせ、徐々に気持ちを上げていった。跳躍前に目をつぶり跳ぶ自分をイメージ。「それで、きれいに跳べたら、いきます」。「落としたら…」などマイナスな雑念は一切なく、「無」になれるそうだ。気がつけば1m69をクリアしたのは島根の選手と大竹さんの2人だけになった。そして1m72の一騎打ち。島根の選手が3本目でクリアしたところ、大竹さんは2本目でクリア! 1m75は2人とも超えられず、大竹さんの優勝が決まった。1m69までの試技数は島根の選手が6本、大竹さんは8本。ここ一番に強い。
 普段の練習はもとより、鳥取まで駆けつけ、つきっきりで支援してくれた2年生までの前顧問、今の顧問の先生、友人家族の存在も大きかった。「優勝できたのは周りの方たちのおかげです」。
 走り高跳びを本格的に始めたのはなんと中学2年生。「背面跳びがカッコよくて」。記録はグングン伸び、春の印旛郡大会で1m48、7月の県通信大会で1m57を跳び2位になって関東大会と全国大会に出場した。ところがこの2大会で予選落ち。この悔しさがバネとなり、秋の県新人戦では1m60をクリアした。
 幼少期から3歳上の兄について、家の裏山の崖を走り回る子どもだった。「子どもにとって危ないことは楽しいということが分かっていたから止めませんでした。ゲームも買いませんでした」とお母さん。起伏のある裏山で身体能力が鍛えられ、ケガをしにくい身体が作られた。遊びの中でアイディアを工夫する能力も磨かれたという。年中の時には年上の友だちが乗ってきた補助輪なし自転車を一発で乗りこなしたというエピソードも持つ。小学校時代もスポーツ万能少女としてミニバスケット部のキャプテンを務めた。6年生の陸上郡大会では、はさみ跳びで1m34を跳び、3位に入賞している。
 まだまだ発展途上。注目されることはプレッシャーにならず「跳ばないと!とやる気が出る」という。高校での目標はインターハイ。1m75が当面の目標だ。「2番はいちばん悔しい順位」という大竹さん。高校でもチャンピオンになるに違いない。

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