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17

9月

2010

大規模災害から参拝者を守れ!文化財を守れ!成田山新勝寺 非常参集訓練

釈迦堂に放水する成田市第1分団第9部消防団 釈迦堂に放水する成田市第1分団第9部消防団

 4日、成田山新勝寺釈迦堂前で、成田山自営消防隊(30名)他、成田山関係職員(170名)による第16回の非常参集訓練が行われました。成田山参詣者ならびに境内の重要文化財を災害から守る真剣な取り組みでした。
 災害想定は「午前6時30分北総地域に地震発生、成田市は震度6弱以上を記録。境内各所も倒壊等の被害を受け、負傷者多数、午前6時40分境内各所にて小規模火災発生」というもの。阪神淡路大震災の教訓から、大規模災害時には早急に災害対策本部を設置し、適切な対応をとることが重要との認識で、6時30分災害発生と同時に、災害対策本部(本部長・山﨑照義寺務長)を設置、消防本部長に鶴岡多賀志庶務課長が当たり陣頭指揮をとりました。
 本部に被害情報が次々に寄せられる中、境内親和会の皆さんによる「バケツ初期消火」が行われました。続いて、通報で駆け付けた成田市第1分団第9部消防団(新勝寺勤務の15名の職員で構成され、市内災害に対応)の消防車両2台が6時48分に到着、放水により釈迦堂をしっかり守りました。さらに「消火器消火」「消火栓開放による消火」と、全ての職員が消火活動に参加。7時11分、本部に寄せられた情報から救助隊が出動し、逃げ遅れた数名を救助しました。
 早朝の訓練でしたが、足を止め、訓練の進行に見入る参拝者の姿が多くありました。八千代市からお参りにきた土屋学さんは「成田山には重要文化財がたくさんあるので、こうして守ってくれているんですね。各地で防災訓練が展開されますが、どの訓練会場にも負けない真剣さに安心感を覚えます」と話しました。
 すべての訓練終了後、山﨑本部長より訓練参加者に「今、災害は忘れたころどころか、忘れないうちに続々発生している。発生の前に対応することが大切。訓練以外にその方法はない。参詣の皆様の命を守る覚悟を新たにしたい」との訓辞がなされました。