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07

11月

2010

音楽と絵の響き合う世界!「ギャラリー海」にて画家とピアニストがコラボ

傑作「賛歌」を囲んで中村さん(左)と田中さん(右)  傑作「賛歌」を囲んで中村さん(左)と田中さん(右) 

 10月24日~11月4日、成田市公津の杜のギャラリー海で、「~音と色の間~」と題した田中章惠展が開催され、29日には小泉一成成田市長はじめ、多くの高名な音楽家の方々を来賓とした「招待コンサート」が開催されました。
 コンサートの主役は、作曲家の中村由利子さんと画家の田中章惠さん。2人は、今年1月の初対面から意気投合! 画家の父を持ちながら音楽の道に進んだ中村さんと、音楽家の母を持ちながら絵の道に進んだ田中さんとの運命的な出会いにより、お互いの秘められた感性が揺さぶられ、音と色が響き合った新しい作品がどんどん誕生しています。今回、2人の作品のコラボレーション・CD画集が制作販売され、売り上げの一部が成田市社会福祉協議会に寄贈されました。
 日韓共同制作のアニメ「冬のソナタ」にも楽曲を提供した中村さんは、「もともと絵のような音楽を作曲していました。ふだんから絵からイメージが湧き、作曲することが多かったのです」と自身の作曲過程を語りながら「作曲を積み重ねているうちに、知らず知らず着想のハードルが高くなっていないか、不用なものはそぎ落としたい、いい意味で無でありたい、自由に作れるようになりたいと常に思っていました」と作曲上の苦心に続けて、「田中さんの絵は、こういう私の気持ちに応えてくれるのです」と瞳を輝かせながら語りました。
 一方、東京の世田谷で「NPO子どもの街づくり」に所属し、プロを招き、本物が持つ魅力、快感を子どもたちに伝えたいとオペラも企画する二紀会同人の田中さんは、「もともと自分は、音と色の世界の間にいました。中村さんとの出会い以来、自分が持っている色彩感と中村さんの音楽の色彩感が混じり合い響き合って、どんどん絵が描けるようになりました。柔らかい色彩のパステルカラー、中間色の作品が多くなったと思います。由利子カラーですね。見えたり、隠れたりのファンタジックなイメージが絵になると、そこからハーモニーが響き、聴こえてきます」とまるで音楽家のように語りました。
 最後に「もの作りの人間はそこに留まっているのではなく、そのつど変わるのではないでしょうか」と語る中村さんの言葉の後、2人は大きくうなずいていました。