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03

12月

2010

いいところを応援しよう! 「発達が気になる子のサポート入門」講演会

 11月20日、「発達が気になる子のサポート入門」と題した講演会(成田市ことばと心を育む親の会主催)が、成田市保健福祉館で開催されました。
 講師は埼玉県所沢市教育委員会で「健やか輝き支援室」の支援員をされている阿部利彦先生。「ぼくは、障がいのある子が大好きなんです」と話を切り出した阿部先生は、「障がいがあることは特別なことではなく、国の調査で16人に1人といわれています」と前置きし、発達障がいの子どもたちの書いた作文を数多く披露しながら、障がいのある子どもがどんな場面でどんな気持ちになっているかという彼らの飾らない思いを、明快な語り口で紹介しました。「障がいの克服に目を向けるのではなく、いいところを応援するという向き合い方をすると、多くのことを考えさせられ、教えられます」という先生の『いいところ応援計画』に、聴講する皆さんはうなずきながらメモを取っていました。
 また、LD(学習障がい)・ADHD・高機能自閉症等の障がいを持った子どもたちが、どのように誤解されやすいのか、多くの具体例をあげ、こうした誤解があるという認識が必要なのは、特別支援の子どもたちだけなのか、通常の子どもにも当てはまるのではないかと考察し、学校・家庭に求められる支援のありかたを力説しました。
 講演の後の質疑応答では、相談機関はどこがいいか、就労を目指してどんな基本を身につけさせたらよいかなど当面している真剣な質問が出ました。身近な相談機関の紹介と共に、「障がい児の個性的で豊かな持ち味を生かし、なんとか社会的な自立が可能になるよう、社会と自分の折り合いをつける力、あいさつ、援助を求める力、立ち直る力、体力をつけることが大切です」と阿部先生は的確に回答していました。
 講演会終了後、聴講した皆さんの表情は一様に明るく、感想を伺った女性は「先生が作文で子どもたちを紹介してくれましたので、子どもの立場で考えられました。子どもに教えられたという実感が湧きました。子どもは宝ですね」と話していました。