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19

1月

2011

紙ひこうき

 昨年末、前橋市の児童相談所にランドセル10個が届けられて以来「伊達直人」を名乗る人物から児童養護施設への寄付が、全国各地に広がっている。同様の匿名の寄付は13日までに確認されただけで47都道府県280カ所以上に上るという▼児童虐待や高齢者の所在不明など、社会のつながりの希薄化を思い知らされる事件の多い昨今、一人ひとりの中には温かい気持ちがあることが感じられる。ランドセルは6年間使うもの。背負っている子どもたちの姿を想像するとうれしくなる。関係の施設で働くみなさんも、どんなにか力づけられることだろう▼このニュースに心揺さぶられ、自分にもできることがないか、と考えたのは私だけではないだろう。一過性のブームで終わらせ、ただ「良かったね」というだけの話にしてしまうのは残念だ。助け合いを社会的に定着させる動きに関わっていきたい。(I)