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水 26 1月 2011 紙ひこうき庭の蝋梅が芳香を漂わせている。お香のような甘い香りに、心が高ぶる。今年は、正月を迎えた頃から、次々につぼみが開き、例年よりも咲きっぷりが見事なので、大いに楽しめる▼一面に咲く花の外側の花びらは黄色で、内側には紅紫色の花びらがある。黄の花びらにはつやがあり、すべすべしていて、半透明なので蝋細工のように見える。冬枯れの世界にあって、花の咲くその一角だけがまぶしい。「咲き満ちし蝋梅に日のあふるるよ」 (大山妙子)▼ほろ酔い気分で、厳寒に震えながらの深夜の帰宅。反応した防犯灯が光りを放つと、うつむき加減に咲いた黄の花びらから、馥郁とした特有の香りが流れてくる。満ち満ちた生気に迎えられ、心なしか疲れがとれる▼まもなく2月、水仙、白梅もお互いを刺激するようにどんどん咲き始める。いずれも、いち早く春の到来を告げる香りの使者だ。(I) |
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