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06

2月

2011

紙ひこうき

立春を迎え、厳しかった寒さが和らぎはじめた。『光の春』。雨戸を開けながら、朝露に濡れた庭を眺める楽しみが生まれた。大寒からの数週間で20分以上も昼の時間が長くなっている。陽射しは次第にまぶしさを増している▼成田山公園の梅林を訪ねると、花はまだわずかだが、手入れの行き届いた白梅や紅梅が、白っぽい春の光に反射し、公園の春を演出していた。木のそばに立つと、澄みきった感じの香りが漂ってきた▼自然に恵まれたこの公園は、季節の移ろいに従い、紅葉から梅に、梅から桜にその主役を譲る。その時、その時、それぞれに、それぞれの良さを発揮する▼思春期の子を持つ親に、何か話すようにと依頼され、「これだけは」と力説したのは、「一人ひとりの『よさ』を見抜き、かけがえのない個性を伸ばしましょう。たっぷりと愛情を注ぎましょう」だった。自らの子育ての体験と反省から。(I)