メニュー

27

2月

2011

寄稿記事 裁判員裁判体験記㊤

平成21年5月、くじで選ばれた裁判員6人が、刑事裁判に参加する裁判員制度が始まりました。
 21年11月、この制度と無縁と思っていた私に「裁判員候補者名簿への記載のお知らせ」が最高裁判所の封筒に入って届きました。「裁判員制度Q&A」と「調査票」が同封され、平成22年2月から平成23年2月までの間、裁判員に選ばれる可能性がある旨が記載されていました。
 仕事上も個人的にも、22年4月までは重要な用事・予定がありましたので、慌てて「調査票」には、その事情を記載しました。大変なことになってしまったと思いました。
 そして、まる1年が過ぎた昨年12月、「特別送達」と記されたA4大の封書が千葉地方裁判所刑事第1部から届きました。裁判員候補者に選ばれたので2月に出頭するようにという呼出状が同封されていました。
 「出頭」という言葉には抵抗がありましたが、仕事は調整できそうでした。3日間の公判予定の裁判でしたので、関係する職場の上司に連絡し、仕事に支障が出ないよう調整してもらいました。
 2月某日、選任手続日当日は、呼び出された41名が出頭しました。60名程度に通知したそうですが、当日欠席等、辞退の人が何人かあったようでした。年代も性別もさまざまの人が集まっていました。
 はじめに、事件概要の説明を受け、事件と特別な関係があるかとの質問に回答しました。その質問票をもとに個別質問がなされ、さらに辞退希望者が面談され、最後に、パソコンを使ったくじによる裁判員の選任が行われました。
 対象事件が重大犯罪だという不安や抵抗がある一方、3日間の日程調整をしてきたので、選ばれずに帰るのは不本意という気持ちも頭をかすめました。そして、くじ運の悪い(?)私は、補充裁判員として選ばれました。補充裁判員は、裁判員に支障がなければ、評決には参加しない立場でした。 (つづく)