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聖公会福田教会
【千葉県最初の教会②】
「私は他県からお見合いでこの地に嫁いできました。すると、キリスト教に入信するようにいわれて驚きました。『このあたりの家は、代々キリスト教を世襲で伝えてきた』というのです。教会で牧師さまの話を聞くと心が洗われたので私も入信しました」と近くに住む知り合いの女性はこのように話してくれた。
「ぼくは信者ではないが死ぬまでに洗礼を受けなくてはと思っているよ。このあたりでは、キリスト教の墓に入りたいので信者でない人も死期が近づくと洗礼を受けることが多いよ」と話してくれたのは、教会の近くに住む成田市生涯大学院のクラスメートだ。
それらの話を聞いて興味を持ち、その年のクリスマスに妻と私は福田教会のミサに参加した。
ミサはとても厳粛で心洗われるものだった。皆さんは信者でない私たちを温かく迎え入れてくれた。
ミサが終わり、敷地内の信徒会館に場所を移して祝賀会となった。私たちは牧師さまの前の席に案内された。
テーブルにはたくさんのごちそうが並べられていて、その中でも混ぜご飯の大きなおにぎりが目に付いた。「これがイギリスでも有名な〝フクダのライスボール〟です」と牧師さまが説明してくださった。「明治の時代から横浜教会のバザーには福田教会も参加していますが、当時からそこで販売するこのおにぎりが好評で、本国に帰った宣教師は、おにぎりの話と一緒に福田教会の活動を紹介するのです。聖公会はイギリスではメジャーな教団なので、大勢の人がこのライスボールと福田教会を知っていますよ」とのことであった。
イギリス人宣教師も下福田の信者の姿に信仰の原点を見たのではないだろうか。
(成田市玉造 田村 桓夫)
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