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質問にずばり答える福武弁護士
福島原発事故の収拾見通しが依然としてつかない中、3日、小川國彦事務所「牛作座」(成田市花崎町)で「福島第一原子力発電所事故の影響と今後の見通しについて」を聞く会が開催され、放射能汚染に重大な関心を持つ市民24名が参加しました。
はじめに、講師の福武公子先生(弁護士・高速増殖炉もんじゅ訴訟弁護団事務局長)は、福島原発で使用されている沸騰水型原子炉が、耐用年数30年を遥かに超えて、40年も運転されている古いタイプであること、発生している放射能漏れが、その構造と関わっていることをスクリーンを使ってわかりやすく解説しました。
70気圧に耐えられる厚さ約16センチの鋼鉄の圧力容器の底部には、核分裂反応を止める制御棒や中性子モニタを貫通させるための無数の配管があり、現在、その部分の破損が想定される深刻な事態であることが話されました。
続いて、放射線の被ばく線量とその影響について、発表される被ばく安全基準は一般人と職業として作業する人で値が異なっており、「安全」ということではなく、「このくらいは我慢しなさい」という数値と考えたほうがいい、「ただちに…」という言い方の報道には、「将来は影響があるかも…」というあいまいさがあることを指摘しました。屋内避難について「放射線は、木造家屋を突き抜けます」とも付け加えました。
特に、子どもの被ばくについては、将来の積算をすると大人の10倍の被ばくを考えなくてはならないので、食物をよく洗い流す等の対策を励行するよう促しました。
最後に、今後について「事故は起こらないという前提で、非常用電源が作動しない場合の想定がなかったので、対応が場当たり的、どう収拾されるか見通しがたたない状況にあります」と話しました。
講演後の質疑では、今後の見通し、避難の補償について、さらに次々と質問や意見が出されました。
成田市体育館に一次避難している福島県いわき市久之浜町の男性は、まず成田市への感謝の気持ちを丁寧に述べた後、「私たちは自分たちのいっさいの歴史を捨ててきているんです」と発言、ストレスで押し潰されそうになっている現状を訴えながら、家に帰りたいという切実な思いを語りました。
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