メニュー

29

4月

2011

紙ひこうき

東日本大震災では、ツイッター、フェイスブックなどの新世代に広がる通信手段が、地震発生直後から実力を示した。今、その担い手の若い世代が、当たり前のように被災地支援活動を行っている。なんとも頼もしい▼なかなか家族の安否を確かめられず、つながらない携帯電話を手に呆然としていた我が身をしみじみ思い起こす。通信の無力さは、不安を増幅させた。教訓を生かし、すぐれものに挑戦する気概を持とう▼それにしても、宮城県「石巻日日新聞」の壁新聞発行には感動した。社屋が被災した後、印刷機が使えない中、同社は、印刷用のロール紙を切り取り、懐中電灯の明かりを頼りに手書き新聞を発行し続けたという▼伝統のペンと紙による非常時通信!職業倫理、使命感に感動する。価値ある歴史的新聞として、その壁新聞7枚がワシントンのニュース博物館「ニュージアム」に永久保存されたという。(I)