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弘法の清水
今回のルート
市役所10時14分(遠山ルート)乗車==遠山公民館入口10時27分下車(運賃200円)==徒歩(15分)==①弘法の清水==徒歩(25分)==三里塚小学校正門(②旧津田沼鉄道大隊兵舎の門)==徒歩(5分)==③三里塚記念公園(三里塚御料牧場記念館・貴賓館・名馬トウルヌソルとダイオライトの碑・水野葉舟歌碑・高村光太郎詩碑)==徒歩(5分)==④三里塚の塚==徒歩(25分)==⑤ハーブ&ブルーベリー『ハーブル』==本城13時27分乗車==成田市役所14時3分下車(運賃200円)
①弘法の清水(20分)
遠山公民館で下車し、反対方向の県道62号線(JR関東バス路線)に出て、三里塚方面に向かいます。15分ほど歩くと右手に清水神社の鳥居が見えます。耳を澄ますと、かすかに水音がします。音の在処を求めて坂を下ると左手に古井戸を見ることができます。ここが「弘法の清水」です。由来書を読むと「昔、この付近に松の老木があり、その根元で畑ヶ田村の万兵衛という老人が…」と大清水の地名由来の伝説が記されています。
<伝説の大清水の由来>
(現地「案内板」より抜粋)髙仲三郎翁記
ある日、みすぼらしい老僧が一人万兵衛の店を訪れ、一杯の水による憩いを頼んだ。すると万兵衛は「折角だがご覧の通りの日照りで井戸は涸れ、水は一滴もありません」と答えた。僧はいかにも気の毒そう。そこで正直な万兵衛は「しばらくお待ちなせえ、私が畑ヶ田村から水を求めて来て差し上げましょう」と云い残すと、野を越え山を越え、盆前清水から、ひさご一杯水をくんできた。
僧は、有り難や有り難やと押し戴き、やがて「爺よこの坂の下の左側に藤がらみの松の木がある筈だ。その元三尺を掘れば清水が湧くよ」と教えて立ち去った。
翌日、万兵衛は教えられた通り鍬で掘ってみた。がちりと音がして五光がさした。それは鉱岩であり、それを外すと、もくもくと清水が噴き出した。
その後風の便りにて「偉い坊さんが芝山街道を通ったはず。その名は弘法大師だそうな」との噂が流れた。万兵衛ははたと膝を叩き、清水の話を村人達に伝えた。人々は「これは大師様の御加持の水」だと、集いて、大師水と名づけた。
②旧津田沼鉄道大隊兵舎の門(10分)
大通りを三里塚方面に25分ほど歩くと、左手に三里塚小学校赤レンガの正門が見えてきます。明治の昔、全国初の公営鉄道(成田・三里塚間9.7㎞)を敷設した津田沼鉄道連隊の兵舎赤門レンガがそのまま残っているのです。
<写真で見る千葉いまむかし 軽便鉄道多古線―成田市・八街市・多古町「線路幅600ミリメートルのミニ鉄道」>(ちば県民だより「平成22年9月号」より抜粋)
かつてそのユニークな姿から「ひょっとこ」という愛称で呼ばれた車両が走る鉄道がありました。
明治後期、県は三里塚や多古の農産物などの輸送のため鉄道を敷設しようと考え、陸軍鉄道連隊の協力を得て、成田―多古間に全国初の公営鉄道、県営軽便鉄道多古線を建設。明治44年に開業します。「ひょっとこ」は、その後に開通した八街支線を走りました。
八街支線は通常の鉄道が線路幅1067ミリメートルであるのに対し、わずか600ミリメートルのミニ鉄道です。県から成田鉄道に払い下げられた昭和初期に、旅客用として「ひょっとこ」が登場。車のエンジンを転用したガソリン車で、いわば線路を走る自動車です。時速約10キロメートルでのんびりと走り、地域の人たちの足として親しまれました。
③三里塚記念公園 (30分)
三里塚にあった宮内庁下総御料牧場は、1969年8月、成田国際空港建設計画にともなって、栃木県の高根沢町に移転しました。跡地の一部が三里塚記念公園となっています。毎年、桜の名所として親しまれ、多くの花見客で賑わいます。
公園内の三里塚御料牧場記念館(9時~16時/月曜・年末年始休館/入館無料)は、馬の埴輪や佐倉七牧時代の牧場に関する資料が収蔵されています。牧場では、皇室で用いられる農産物を生産し、有機農業が行われていました。
記念館の前には、競馬ファンにお馴染みの日本を代表するサラブレッド種牡馬「トウルヌソル」と日本初の三冠馬セントライトなどの親馬「ダイオライト」の碑もあります。
向かいには、外見は和風ですが内部が和洋折衷になっている、かつての貴賓館があります。その庭には、遠山で生活し、文芸作家として活躍、地元教師や文学青年と交流した水野葉舟自筆の歌碑「我はもよ野にみそきすとしもふさのあらまきに来て土を耕す」と、親友高村光太郎の自筆原稿の拡大詩碑『春駒』があります。
<「春駒」高村光太郎>
三里塚の春は大きいよ。/見果てのつかない御料牧場にうっすり/もうあさ緑の絨たんを敷きつめてしまひ、/雨ならけむるし露ならひかるし、/明方にかけて一面に立てこめる杉の匂に/しっとり掃除の出来た天地ふたつの風景の中へ/春が置くのは生きてゐる本物の春駒だ。/すっかり裸の野のけものの清浄さは、/野性さは、愛くるしさは、/ああ、鬣に毛臭い生き物の香を靡かせて、/ただ一心に草を喰ふ。/かすむ地平にぎらぎらするのは/尾を振りみだして又駆ける/あの栗毛の三才だろう。/のびやかな、素直な、初々しい、/高らかにも荒っぽい。/三里塚の春は大きいよ。
④道標、三里塚の塚 (10分)
三里塚十字路と呼ばれるこの地は、大きな道路が交差しています。三里塚のバス停の一角に、正面が「なりた・なめ川」裏に「しバ山・九十九り」、右面「ねこな・さくら・江戸」、左面「此方加茂・たこ・てうし」とある石の道標があります。江戸時代、ここは交通の要衝だったからです。すぐそばに浅間神社があります。
八日市場方面に少し進むと右手一隅には、三里塚の地名となった塚があります。塚にそびえる2本の杉の木が、旅人に現在地を知らせていたイメージが湧いて楽しいですね。
⑤ハーブ&ブルーベリー『ハーブル』 (50分)
三里塚消防署を左に見ながらさらに本城に向かいます。徒歩25分ほどです。本城バス停の先の左手に「ハーブル」(開園11時~17時(月曜休園))の看板が見えてきます。60~70種類のハーブやベリーが栽培され、ハーブティー他、軽食が楽しめます。花苗やハーブ苗も販売されています。今回ご紹介ルートでの到着予定時刻は12時30分頃。本紙持参でハーブ苗2ポットのプレゼントが受けられます(なくなり次第終了。6月末まで)。
御料記念館
ハーブル
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