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今回のルート
成田市役所8時44分(水掛ルート)乗車==滑河観音前9時19分下車(運賃200円)==①滑河観音==徒歩(10分)==滑河駅前10時33分(しもふさ循環)乗車==小御門神社前10時38分下車(運賃200円)==②小御門神社==小御門神社前11時28分乗車==滑河駅前11時44分下車(運賃200円)==JR滑河駅12時乗車(ゆめ牧場無料送迎バス)==ゆめ牧場12時20分下車==③成田ゆめ牧場==ゆめ牧場16時乗車(無料送迎バス)==JR滑河駅16時20分下車==徒歩(10分)==④滑河町道路元標==滑河観音前16時53分乗車(水掛ルート)==成田市役所17時30分下車(運賃200円)
①滑河観音(60分)
バスの車窓から下総(四谷・大須賀方面)の家並みを眺め、しもふさ七福神の寿老人が祀られる昌福寺の朱色の幟旗に興味をそそられながら、バスに約40分ほど揺られて行きます。道幅が急に広くなったなと気づくと、前方の一角にあるのが滑河観音と呼ばれる龍正院です。838年、慈覚大師の開基で、坂東33カ所観音霊場の第28番札所、天台宗の寺院です。
まず、大きな注連縄がかかる威厳ある仁王門をくぐります。この仁王様は、享保年間、門前に大火災があった時、観音堂の屋根から大きな扇で火炎をあおぎかえし、集落を焼失から救ったという伝説の主です。以来、火伏の仁王尊としての信仰があつく、毎年正月8日に火災を免れた地区の人々によって、注連飾が奉納されているのです。8脚4柱の太い門柱は、一見、円柱のように見えますが、実は16角で、見慣れない造形建築の精巧さを感じます。現在の仁王門は室町時代に再建され、室町時代を知る貴重な遺構として、国の重要文化財指定を受けています。
また、境内には、しもふさ七福神の一つである毘沙門天が奉られています。
さらに、本堂並びに銅造宝篋印塔、夫婦松など、千葉県や成田市の文化財指定になっている貴重な遺品が数多く残されており、境内の至る所が、歴史を感じさせるとても楽しい所です。存分にお楽しみください。
②小御門神社(50分)
下総地区を走る循環バスに乗ります。利根川の舟運で栄えたという名古屋方面の家並みを眺めながら、滑河駅の南へ2㎞ほど乗車すると、鬱蒼とした森に囲まれた小御門神社に着きます。
バス停を降りるとすぐ前が、神社の鳥居です。この鳥居は、実は二の鳥居なのです。はるか滑河駅前にある鉄製の赤い鳥居が、一の鳥居だといいます。
境内は、きれいに掃き清められ、静寂な森の中、神域に入ったというイメージが湧いてきます。天気の良い日は、射し込む陽射しが爽快です。社殿まで、樹齢100年を超えるような樹木が繁り、その根元にはビロードのようにふっくらした苔が広がっています。自然林への移行過程にある珍しい森として「千葉県天然記念物」に指定されています。春はクマガイソウが咲き、秋は紅葉の綺麗な神社として、植物愛好家に評判です。
入母屋造の拝殿があり、後方に本殿があります。案内表示がないので、見逃してしまいそうですが、社殿を囲う垣根の後方には、ちょうど本殿の真後ろの辺りに、大きな塚「公家塚」があります。御祭神の藤原師賢公のお墓です。
藤原師賢公は、後醍醐天皇の側近でしたが、元弘元年(1331年)、後醍醐天皇の命を受けて、比叡山で討幕の挙兵をしました。しかし、その後、捕えられ、下総(当地)に流され、その3カ月後に32歳で没しています。
鎌倉幕府政権下では、敵視され、その後も軽視されていた後醍醐天皇でしたが、明治天皇によって南朝の顕彰が始まると、後醍醐天皇と行動をともにした藤原師賢公の墓跡には、小御門神社社殿が造営され、別格官幣社に列しました。
③成田ゆめ牧場(200分)
滑河駅からの無料送迎バスの車窓からは、高岡・名木方面の家並みを拝見することになります。特産蓮根の露地栽培と、ハウス栽培の畑が続きます。蓮根は東洋一の生産を誇り、有名です。甘く、シャキシャキした歯触りの蓮根・乾燥蓮根・蓮根葉茶が、直売所の店頭に並びます。
日本一オイシイ乳製品をつくる観光牧場「成田ゆめ牧場」(入場料…大人(中学生以上)1200円/小人700円/シルバー割引30%)は、東京ドームの約7倍、9万坪の広さを持っています。
ユニークなイベント盛りだくさんで、一度は行ってみたい遊び場でもあります。その一端をいくつか紹介しますと、牧場体験親子スクール・アヒルのレース・デイキャンプ・収穫体験・バーベキュー・乳搾り体験・アイスクリーム作り・生キャラメル作り・モトクロス・セグウェイ乗車・トロッコ列車・乗馬・アーチェリー・穴掘り大会などなど…があります。
〈愛読者プレゼント〉
ゆめ牧場の入場ご招待券を30組(2枚1組)にプレゼントします。応募方法は2面をご覧下さい。
④滑河町道路元標(10分)
下総探索の最後のポイント、滑河観音の前にある道路元標を確認してみましょう。膝の高さほどの石標には「滑河町元標」の刻みがあります。
大正9年以来、東京市を始め全国の市町村に、各1基が設置されたものの1つです。道路元標の総数は当時の市町村数に等しく、1万2244基あったといいます。
現在、なかなか見つけるのが難しいのですが、成田市西和泉の郷土史家、渡邊義本さんが調査した資料『道路元標を追って』(平成20年出版)は、千葉県北部(北総)地域の70基を確認していて、興味深い資料です。
道路元標は、古来から人の往来の盛んであったこと、往時の賑わいを伝える貴重な資料といえます。
滑河観音
小御門神社
成田ゆめ牧場
滑河町道路元標
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