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24

6月

2011

熟達の技芸!「緒の会」舞踊会

坂東久成さん「松の三番叟」 坂東久成さん「松の三番叟」

5日、成田国際文化会館大ホールで、坂東流「緒の会」(会主 坂東時緒)のみなさんによる日本舞踊の舞踊会が開催されました。
 三味線に合わせてうたわれる複雑な感情を、それぞれの舞手が細やかに表現し、手の使い方や目線、ちょっとした首や肩の使い方など、全身で、言葉以上のものを伝えていました。曲の間にぴったり入り、振りが決まったときには、観衆は息を詰めて見入っていました。
 ノーマライゼーションの理念のもと、障害者教室を設置して25年になる「緒の会」では、3年ごとに、知的障害者の会「幸の会」(成田市)、「繭の会」(香取市)と共催で舞踊会を開催しています。今回、成田市の「幸の会」の皆さんは3つの番組に出演しました。
 男性4人による『桑名の殿様』は、無駄な動きがなく、一人ひとりが踊りに浸りきっていました。幕が下りはじめると、会場から「良かったぞ!」の声が飛びました。続く女性4人は『羽根つき』を舞いました。楽しそうに踊っていて、振りの間に思わず浮かんでしまう笑顔が、親しみを感じさせました。
 名取の名跡を頂いている坂東久成さんは『松の三番叟(さんばそう)』を踊りました。終始、目線に威厳が漂い、つま先にまで神経が行き届いた力強い動きを、抜群の集中力で演じきりました。
 美郷台から来た義永さんは、「涙が出るほど感動します。ハンディがあるのにソロ(単独)でやれるなんて…。練習は大変だったと思います。日本舞踊は、感情表現が複雑で難しいですね」と話しました。