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27日、平安時代には、すでに成田市松崎の地にあったといわれる、格式のある二宮神社の祭礼が開催されました。
祭りののぼり旗が爽やかな風になびく中、神輿が担ぎ出され、威勢よく神社を出発しました。「東日本大震災の被災地に二宮神社祭礼より愛を込めて」「手をつないで頑張ろう日本」の横断幕を両側面に掲げた山車も、若者連と大勢の親子連れに引かれ、元気よく地区内を回りました。威勢のよい掛け声や、太鼓の音が、さえぎるものの少ない松崎地区の、はるか遠くまで響き渡ります。「松崎は広いから回るのが大変なんだ。神輿も御神酒所では、若者連が威勢よく担ぐが、途中は車で搬送なんです」と、昔を懐かしむように高齢者が話しかけてきました。
祭礼の後半に入り、見物の人であふれかえる公民館御神酒所では、有志の演芸発表がありました。八生小学校「下座踊りの会」は、5・6年生が、音楽や総合学習の時間等を使い、夏祭りの踊りや下座のお囃子の練習を重ねてきました。やや緊張して発表を終えた6年生の岩館正典くんや、5年生の池田哲平くんは、「去年の冬から、マメができるほど練習したので、出来がよかったです。今日は誉められました。来年もやりたいです」と、楽しそうでした。
夜が更けて山車の照明がいっそう輝く頃、松崎の南端、富宮の坂の山車引き上げが見どころです。この坂は、急なうえに、カーブがきつく、山車引きの難所です。なかなか引き手の力が山車に届きません。それでも、二宮松和会の若者頭・湯浅和之さんが、声をからしながら気合いを入れるたびに、重い山車が、わずかずつ引き上げられていきます。全員一丸となってようやく引き上げると、山車の上から祭礼を祝う花火が打ち上げられました。打ち上げの度に光る閃光、夜空に広がる光の輪が、この祭りのクライマックス。大勢の引き手が見上げる中、引き手をねぎらう若者頭の声と、「よいしょ」の掛け声が夜空に響きました。
山車と神輿が二宮神社に戻りました。神殿を改修する前は、勇ましい掛け声とともに神社の天井に神輿をぶつける「天井ぶちこわし奉納」という奇習がありましたが、今では本社を力強いかけ声で3周し、そのまま厳かに本殿に納められました。
熱気冷めやらぬ中、境内に集まった全員の手拍子で祭りは閉じられました。
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