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21

8月

2011

紙ひこうき

どこから見てもほれぼれ! 今夏、成長著しかった朝顔とゴーヤーのことだ。節電の夏、緑のカーテンを思い描き、ホームセンターをのぞいて支柱とネットを組んでおいた。思いのほかツルが伸び、葉が軒まで繁った。水色・青紫・ピンクと、色とりどりの朝顔やゴーヤーの黄色い雌花を確かめる毎朝の日課があった▼陽光を遮るだけでなく、無数の緑の葉が、かすかな風に反応し、無限の変化を演じる。そのひらひらそよぐ葉の舞を眺め、植物のすばらしさにあらためて感動しながら、小学生の頃の朝顔観察日記を思いだした。自然との濃密な触れ合いの夏休みであった▼この夏、10年後、20年後の復興を担う被災地の子どもたちは、心に残る自然体験や社会体験ができたろうか。そして、将来の夢を育んでいるだろうか。震災直後の混乱のため、被災地では、どこよりも短かった夏休みが終わり、新学期が始まっている。(I)