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心こもる朗読に聴き入る
8月20日、成田ユニバーサル美術館(成田市東町)で朗読会「高橋孝史『ぼくのことば~命ありがとう~』」が開催されました。当初、完全予約制で50名限定という企画でしたが、この日、会場いっぱいの60名を超える聴き手が集まり、盛況でした。
朗読会は、7名の熟達した読み手によって、心をこめて朗読されました。言葉を発しないまま30年を過ごした高橋さんが、『筆談療法』に出会い、心の世界から言葉を汲み上げ、発した言葉を、母親の隆子さんが絵と書で作品に表した数点が会場に飾られており、朗読の合間に目をやると、感動がより豊かに伝わってきました。高橋さんの心がとらえた世界は、お母さんへの感謝と心配りに溢れ、10数行にまとめられた詩は、その思いを伝えられる喜びに満ちていました。会場の最後列の席には、朗読を聴きながらそっと目頭をおさえるお母さんの姿がありました。
1部と2部の朗読の合間には、成田市内の介護施設等でボランティア演奏を手掛ける佐藤忍さんが、「作品を見たら、歌詞と曲が自然と降りてきました」と解説する自作曲『心のことば』『道』『リボン』の3曲を、会場の雰囲気ぴったりに歌い上げました。
終わりに、朗読会を司会した吉岡みな子さんが「高橋さんの絵を見て、文を読んで、本を読んで、涙がこぼれるのを抑えようがありませんでした」と、この企画に携わったきっかけを話し、成田に誕生したユニバーサル美術館の意義、さらなる可能性を聴き手に呼びかけると、全員が拍手で応えていました。
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