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30

9月

2011

紙ひこうき

放射能が引き裂く日本人の心、8月の京都「五山送り火」。連帯や絆が問われる時に、心を逆なでするニュースが続いた。9月は、愛知県「にっしん夢まつり・夢花火」で、福島製花火が打ち上げ中止となった。東日本大震災の被災地復興支援企画だというのに残念でならない▼この時節、それぞれの主催者は、科学的根拠に基づき、被災地との絆を企画したに違いない。であれば、科学的な説明を尽くさねばならない。「直前になって中止」というのが寂しい▼25日、成田山柴灯大護摩供での「高田松原」の松30本のお焚き上げ実施には喝采を送りたい。11月には「東北復興支援成田市民号」の旅という、粋な観光支援プロジェクトもある▼本能の行動レベルからどれだけの距離を保って生きるか。先人が示した品格ある日本人の生き方は、東北、福島の人とともに、わたしたち日本人の宝である。(I)