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30

10月

2011

ぴーぷる パソコン絵画アーティスト 丹野 朝二さん

紅葉の美しい風景画を前にたたずむ丹野朝二さんは、パソコンのワード機能を駆使して絵を描く成田市橋賀台在住のアーティストです。
 パソコンを使い始めたのは、定年退職後。必要に迫られ書類作成をするため、2年かけて、なんとか打ち込みが出来るようになった頃、線を引くことと色づけ操作を後輩に教えてもらい、ワードには様々な機能が備わっていることを知ります。ならば、30年間、趣味の日曜大工で作った24作品を本にまとめようと、早速、図面とイラストづくりにチャレンジ。手探り状態からスタートし、困った時はメーカーのサービスセンターや、家電量販店へ出向き、操作を教えてもらいながら、1年がかりで著書『私の日曜大工・他』をまとめました。
 丹野さんはこの挑戦をきっかけに本格的に絵を描き始めました。曲線、フリーハンド、フリーフォームを使って描き、構図を考えて、コピー、貼り付け、反転を駆使しながら、全体を整えていきます。色づけはユーザー設定し、透過性で調整し、好みのものに仕上げていきます。こうして独自にあみ出した手法をまとめ、平成19年、『ワード機能のみでパソコン絵画』(千葉日報社)を発行しました。
 創作活動の意欲は増し、気がつけば風景画、静物画など27作品が完成しました。「娘に意気揚々と『どうだ!』と見せたら、『お父さん、邪道じゃない!!』と返事が返ってきました。娘は芸術というのは、もっとストイックじゃなきゃと…。でも、私はそうは思いません。人間だれしも喜怒哀楽という感情があるのだから、簡単な手法で自分を表現できる手段があれば、人生がよりいっそう豊かになるのではないかと」。
 67歳の時、初の個展を多古町のギャラリーで成功させると、絵を教えて欲しいと反響があり、現在は創作活動の合間、自宅で講師もしています。生徒さんは20代から70代の方までと幅広く、「全く絵筆を持ったことのない方ばかりですが、24時間のレッスンで皆さん絵を描くことができます。教室に来て、楽しみが増えたとパソコンを購入した方もいます。人生、何でも挑戦し、達成感を味わうことは、心の充実感にも繋がります。ぜひ、シニア世代には、一歩踏み出して欲しいですね」と丹野さん。今後は「自分の歴史として絵画集を出版したい」と意欲的に語ってくれました。
【パソコン絵画教室】
▽火曜~土曜①10時~12時②13時30分~15時30分③19時~21時
℡0476(26)6414