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11月

2011

なかま 脱原発演劇に挑む 成田国際高校演劇部

迫真のけいこ 迫真のけいこ

11月19日(土)、成田国際高校演劇部が同校文化ホールで、脱原発をテーマにした劇を上演します。
 今作『アトミック・エイジ・ブルース』は、原発事故をテーマに、原子力は人間の手には負えないことを訴えるオリジナル作品です。ものがたりは、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をベースに、ひとりの少年がさまざまな出会いを通じて、こころの成長を遂げながら「ほんとうの幸福」をさがし求める姿を描いています。「原子の火」を、人間が完全にコントロールできると過信することの驕慢さ、科学技術はどうあるべきなのかを、この劇は問いかけます。
 演じるのは3人の演劇部員。夏休み中、本やビデオで核物理学から原子力行政、はたまた東北の歴史に至るまで、さまざまなことを学びました。そして、その学んだことが生き生きと躍動する台詞となって飛び交う、高校生らしいエネルギーにあふれた舞台が完成しました。
 顧問の伊三野友章先生は「春季発表会では、原発震災後の不安感をあらわした不条理劇を上演しました。その後秋季発表会に向け、生徒たち自身が自発的に原子力について調べるうちに、このことを一人でも多くの人たちに伝えたいという気持ちが高まったようです。伝えたいことは山ほどあり、規定の60分に収めるのにずいぶん苦労しました」と台本完成までの経緯を話しています。
 部員数が少なく、博士・電力会社社員をはじめ5役を演じる部長の阿部弘雅さんは「今回の原発震災により、人の絆が断ち切られるという現実があります。原子力は決して人間が手にしてはいけないものだったのだということを、多くの人たちに知ってほしい」と語気を強めます。同じく何役も演じる添田輝さんと鈴木美樹さんは「はじめは原発事故など大したことないと思っていましたが、知れば知るほど『これはヤバいぞ』という思いが強まりました。自分たちのつくる劇の役割は大きいと感じます。精一杯がんばります」と意欲をみせています。 本公演は一般の方もご覧になれます。入場無料で14時開演(13時30分開場)です。難しいテーマに挑戦したナリコク演劇部の熱い舞台に、ぜひ足をお運び下さい!▽問…℡0476(27)2610(同校・伊三野)