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11月

2011

成田に継承される「取香三番叟」「伊能歌舞伎」「全国地芝居サミット」で披露

「奥州安達ヶ原三段目『袖萩祭文』」貞任捕縛 「奥州安達ヶ原三段目『袖萩祭文』」貞任捕縛

5日・6日、「第21回全国地芝居サミット」が成田市で開催され、全国から来成した26団体、2500人が交流しました。
 初日5日は、民俗芸能研究家・宮本瑞夫氏による基調講演「農村歌舞伎の伝統と再生」を受け、各地の伝統芸能保存会の代表によるパネルディスカッションの中で、全国に伝承される農村歌舞伎等を支える人たちの活動が紹介されました。
 翌6日、地元成田の発表のトップを務めた県無形民俗文化財の「取香三番叟」は、成田空港ゲート隣に位置する側高神社に奉納される伝統芸能。下座の独特の口上に合わせ、腰を落とした状態からすり足で動いたり、片足だけでバランスを取り、素早く舞う、気迫のこもった演技がみごとでした。市内松崎から来た勝田ミヨさんは、「セリフが分からないのが残念だけど、この舞の練習は大変だろうね」と驚いていました。
 市無形民俗文化財の「伊能歌舞伎」は、地元の大須賀大神例大祭の奉納芝居。始まりは江戸元禄期にさかのぼるといわれます。この日は伊能歌舞伎保存会により3幕が演じられました。 大須賀小学校の児童が演じた、こども歌舞伎「尼ヶ崎閑居の場」は、馴染みのある明智光秀の三日天下が題材。小さな子どもたちが、難しい口上を述べたり、みごとに見栄を切ったりするたびに、満場から声援や拍手が送られ、舞台上には「おひねり」が投げ入れられるなど、地芝居の雰囲気が漂いました。
 元アナウンサー山川静夫氏による特別講演「歌舞伎にぞっこん」では、声色(こわいろ)が縁で、歌舞伎役者・中村勘三郎の代役を務めたという氏の学生時代が語られ、「芝居は楽しむもの」という氏の話の通り、声色が披露されると、会場は一気に盛り上がり、楽しく充実した時を過ごしました。

「取香三番叟」 三番叟の舞 「取香三番叟」 三番叟の舞
こども歌舞伎「絵本太功記十段目『尼ヶ崎閑居の場』」 こども歌舞伎「絵本太功記十段目『尼ヶ崎閑居の場』」