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25

11月

2011

紙ひこうき

有名・著名人の墓参りが静かなブームになっているそうだ。墓参りは故人と血縁またはそれに近い関係にある人がするのが一般的だが▼「趣味は墓参り」と周囲に話すくらい、今までに有名・著名人500人以上のお墓巡りをしてきた▼きっかけは本屋で手にした作家・池波正太郎のエッセー『散歩のとき何か食べたくなって』だった。この1冊で池波ファンになった。美食家の池波さんが通う下町の気さくな店を食べ歩きして、食に興味を持つことに▼フランス修業から帰った友人がフランス料理店を開き、その店に池波さんが時々食事に来ると聞き、何度か待ち構えたが、会う機会はなかった▼平成2年5月3日に亡くなり、すぐ墓参りをした。不思議なもので、この時、墓前で故人に触れる面白さ、楽しさを感じ、以来のめり込んでしまった。浅草の雷門からさほど遠くない西光寺に池波さんの墓はある。(B)