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18

1月

2012

紙ひこうき

雨の降らない日が続く。天気予報官は、明日も最低気温は氷点下になると報じている。乾いた酷寒の冷気が、あらゆる生命の鼓動を止めてしまうかのようで、我が家の雑木も水を欲しがっている▼雨どいを途中で切り、庭の水遣り用に大きな水槽を軒下においているが、その水が底をついて久しい。汲みおいたポリバケツの水での水遣りが続く。成長を抑えるために、大鉢に観賞用の竹を植えて数年経った。もともと竹は水をよく吸い上げるが、元気のいい1鉢があって、この冬も1日として水遣りが欠かせない▼大地を貫く力強さや、その生命力に打たれて、昔の人は竹を正月のめでたい植物としたようだが、冬の日だまり中でさやさやと鳴る竹の群れを見ると、日常の繰り返しで、生活の張りを失いかけた心に生気がよみがえる。萩原朔太郎の〈竹、竹、竹が生え…〉という詩が浮かぶ。(I)